かれこれ43年も経ちますが、いまだに「コザ」と呼ばれ、または本気で「コザ市」と思われがちな沖縄市
コザ市と美里村が合併して沖縄市が誕生したのは1974年（昭和49年）のことですが、当の沖縄市民も「コザ」と呼ばれる事をすんなり受け入れる日米カルチャーの入り混じった独特の街であります。

さて、今回ご案内するマンションはそんな沖縄市の市役所のすぐ近くにそびえる地上11階のマンション、7階フロア角部屋です。
間取りは3LDKの82.34平米。リビングから緩やかにつながる和室もあり、代表的なファミリータイプ

玄関ドアの先、正面には洋室（主審室）7.1帖、右側に5.6帖の洋室（子供部屋）、左に廊下があり、トイレ、バスルームを経て、ホールドアの先がリビングダイニングキッチンとなりますが、ドア開けてすぐに海ビュー。目線の先に見えるのは、東海岸（中城湾・泡瀬干潟）
東向きなので明るく、日中は自然光で十分でございます。

2面採光のリビングダイニングは、ベランダに出られる掃出しサッシが2ヶ所、腰窓が1ヶ所、キッチン横のガラス戸からも景色が見れるようになっているため、ちょっとした浮遊感もございます。
新築時にはなかったお隣のマンションを除いては、目線を超える建物がありませんので、景色の抜け方はなかなかのもの。窓を開け放てば、吹き抜ける風も爽快です。
（オーナーはこの景色のために、カーテンなしで生活していたとのこと）

分譲タイプのマンションなので、とりわけ奇抜な施しやゴザを感じる建物ではなく、しっかりした造りのマンション。
快適な生活に必要な設備を揃えておりますので、清潔なお部屋で、交通便利に暮らしたい方へご紹介いたします。

場所は、沖縄市役所のすぐ近く。胡屋十字路をクロスする通称「空港通り」を反対側へ伸びる「くすのき通り」沿い、コザ中学校の正門前に立地しています。沖縄市の中でも天辺に位置するほど標高が高く110mを超えています。ちょうどマンションを境に泡瀬（中城湾）へ向かってどんどん下っていくため、ゴチャゴチャした「コザ」を見下ろせる感じで、いろいろな意味で程よい距離感がございます。

動物園を有する「沖縄こどもの国」や商店街の「サンシティ」「一番街」、ディープな夜街遊びを満喫できる「空港通り」、音楽を楽しむ「ミュージックタウン」、銀行、小学校、中学校へも楽々徒歩圏内。強いて言うならば、食料品を調達するスーパーは下り方面にあるため、帰りの上りを考えると車移動がいいかと思います。

瓦屋根にコンクリートの古い住宅や、サビた英字看板を掲げた店舗が所狭しと建ち並ぶ「コザ」
アメリカを始め、ブラジル、インド、ペルー、中国、フィリピンなど多種多様な人種が暮らす街「コザ」
エイサー（沖縄の盆踊り）が盛んで、あの頃の沖縄が今も存在する独自カルチャーが満載の街「コザ」
気取ったことが苦手で、初対面なのにまるで知り合いのように接してくれる「コザ」の人々
※ちなみに私が生まれ育ったのも沖縄市（笑）

ディープな文化に触れたいけれども、快適に暮らしたいと思っているコザ初心者におすすめなマイルド物件です。

text：たくし