以前に「ほぼほぼ屋上ひとり占め」でご紹介したビルの2階にある一室。
今回は、那覇市内のセントラルパーク的な“松尾公園”の展望を「ひとり占め」。
大きな額縁のような窓を通して、日がな一日緑を眺められるお部屋です。

国際通りから個性的なショップや飲食店が連なる浮島通りへ220ｍ(約3分)入って右手にあります。
島やさい料理で人気の「浮島ガーデン」さんのおとなりの茶色い建物です。
開南の交差点からも徒歩で300m（約6分）の好立地なので、徒歩や自転車での身軽な生活をお求めの方にはピッタリ。

一階は屋内駐車場で、小型車12,960円・普通車16,200円と月料金がかかりますが、那覇のこの立地で屋根のある駐車場付きの賃貸物件は嬉しいポイント。

入口の扉を開けると、緑生い茂る松尾公園が一枚の絵画のように目に飛び込んできます。
まさに借景。インテリアの一つとしてこの景色、贅沢の極み。

もう一点のおすすめポイントは天井の高さ。
部屋に入った時「高～っ！」と思わず言葉に出してしまう天井の高さ。
測ってみたら、バスケットゴール並みの3m弱ありました。

背の丈によっては、天井の高さに合わせたキッチンの吊り戸棚を開けるのに「足台が欲しい～」と感じる方もいらっしゃるかも。

高さを生かしたお仕事、ってなんだろうな...と部屋を歩き回っていた時に１本の待ち針を拾いました。
もしかして、以前の借主さんはデザイナーさん、パタンナーさんだったのかも！
この開放的な空間でどんなお洋服が生まれていたんでしょうね。

築35年なだけ多少の劣化を感じる部分もありますが、明るい色のクロスと磨かれたフローリングが、窓から差し込む光を受けてもキラキラと輝いています。

朝から一日が始まって、陽が沈むまでの時間軸の変化を、公園の緑を通して感じることができるのって、豊かな生活だなと感じます。閑静な住宅街にある松尾公園。犬と一緒に散歩しているお年寄りや、木陰でおにぎりを食んでいる高齢者のグループを見かけます。
のんびりした時間が流れていて、ほっとする場所のひとつです。

ちなみに、公園側から部屋を眺めた時、窓に貼ってあるフィルムのおかげで丸見えにならないのも好ポイントの一つ。

夜になって、作業中の手を一旦中断。蛍光灯を点けずに、間接照明と公園の街灯の明かりだけで静かな音楽を流しながら一服するのもまた一興。都会と自然の融合ぐあいが、NYのSOHOっぽいな、と思ってサブタイトルをつけました。

text : CODA