空気の酸素濃度が濃いような気がします。
緑と言っても家庭菜園の緑や植木の緑じゃありません。原生林です。
ちょっと道に迷って山道に入り込んでしまったのですが、
ジュラ紀/白亜紀のジュラ○ックパークで見たシダ植物の原生林で、野生のオウムとマングースの親子に遭遇しました。
それくらい自然が守られている地域です。

場所は名護市仲尾次というところにあります。
ちょっと迷うと山の中に入ってしまうほど近場に自然が多い土地ですが、物件の場所は公民館や郵便局のある住宅街ですので、わりと安心して住める場所です。

こんなところにこんな家が！と最初に見たときは驚くでしょう。

屋根は緩やかな三角屋根にマットな漆黒の一軒家。
建物中心に構える花ブロックは沖縄で目隠しと魔除けの意味のある”ひんぷん”の役目です。

周りの自然と溶け込むように植栽にも力を入れていて、真ん中のシンボルツリーが目を惹きます。

中はリビングダイニングが主役の3LDK。
家の中央部分にキッチンとリビングダイニングを置いて、玄関から一番奥のお庭まで見通せる造り。
一番天井の高い部分を組み合わせることでさらに空間を広く明るく見せてくれます。
ギリギリまで採光がとれるようにしたんだなと設計の技も見て取れます。

それもそのはず、建築家3人のセッションによって生まれた家なんです。
この家の設計プランをつくるとき、朝まで語り合ったんだとか。
こだわり抜いて設計された贅沢な一軒家です。

次に住む場所は自然豊かな場所に住みたいけど、スタイリッシュでモダンな家に住むのは妥協したくない！
という欲張りさんにおすすめです。


text: ノハ