宜野湾市大謝名の外人住宅街
よくある平屋の外人住宅を横に増築し、さらにお隣りに2階建を増築した専有面積309平米の店舗兼倉庫であります。
メインの入り口は電動シャッター。シャッターを開けるとガラスの引戸と階段が現れます。そのまま2階へ上がる事ができますので、同志でシェアなんてのもいいかもしれません。

以前は、健康器具の取扱い・販売をしていた業者が利用しており、そのまた前は保育園だった為、その名残たちが少しずつ合わさって今の形になったそうな。
健康器具を取り扱っていたという事もあり、段差のないフラットなフロアに、ほとんどの扉が大きな手すり付引き戸になっています。それこそ、車椅子がスムーズに通れるように通路幅やドア幅もゆったり気味。
もともとクローゼットだった場所もドアや建て具が取り払われ、タイトに囲われた空間となっており、バスルームはバスタブが撤去され、広すぎる手すり付のバリアフリートイレへと改装されています。
土間床にコンクリート壁の無機質さがそのままなので、思いのほか外人住宅の趣は残りつつ、事務所・作業場・などの事業用でご案内。

「309平米」と数字で見ると充分すぎる広さなのですが、いかんせん元々壁式構造の外人住宅なので、個室を仕切る壁は構造体の為取っ払うことができず、小部屋がいつくかあります。察するに3bed、2bathと言う間取りの外人住宅だったのでしょう。廊下の先に小空間、その横に小空間、ユーティリティーらしき小空間に、マスターベッドルームのバスルームだったろう小空間といった具合。
少しひんやりした空間を歩み進める感じは、個性的なギャラリーやアトリエを想像させます。

2階フロアには、木製板仕切りの空間がふたつと給湯室。改装もオッケーなので、仕切り板を取っ払えば大空間が確保できます。ガラスサッシを多用しているのでとにかく明るく、床のPタイルも手伝って学校の廊下のようなイメージ。
給湯室のドアからは平屋部分の屋上に出ることができ、さらに外階段で屋上へも上がることができます。

防水コートの緑が鮮やかな屋上には、貯水タンクは撤去していますが、あえて架台だけは残し、斜め配置のベンチとしてご利用ください。
前の借り手さんは、スタッフでBBQやお月見、花火鑑賞なんてこともしていたようです。

この住宅地でもイレギュラーな広い敷地には、駐車場も9台可能。スタッフや関係者専用駐車場でいいのなら、縦列で突っ込めば、それ以上の駐車は可能です。
基本的に、このタイプの外人住宅は築50年を超えているため、それ相当の経年劣化はございます。窓のサッシの開け閉めも少々力が要ります。塗装できれいに見えますが、見えないコンクリート部分も健康状態良好とは言えないかと。
事業用途であれば比較的スムーズと思いますが、住居用途も求めるならば、生活インフラの整備には費用がかかると思います。

しかしながら、空間的可能性を感じます。なんだかワクワクするのです。この「感じ」「匂い」がお分かりになる方。ぜひ、お問い合わせくださいませ。

※新築当初の図面や詳細情報、確認申請書等はありませんので、申請等の必要な用途はご利用いただけない場合があります。ご留意くださいませ。