今回ご紹介する物件は、那覇市は金城（かなぐすく）の閑静な住宅街に佇むコンクリート打ちっぱなしthe大人なナウい戸建賃貸物件。
（「きんじょう」ではなく、「かなぐすく」と呼ぶ沖縄の地名の摩訶不思議）

外観から滲み出る無駄を削ぎ落とした、『+足すではなく、-引く美学』を感じるこちらの物件。
どんな物件なのかなと胸をドギマギさせながら玄関アプローチに足を踏み入れた瞬間、足元に散りばめられた珊瑚のカケラたちがザクサクっと軽やかに足音を鳴らし、来訪を小刻みに歓迎してくれます。
（リトルマーメイドのオープニングの感覚です）

そしてふと顔を上げると、頭上のコンクリートキャンパスにはピクチャーレールやワイヤー、ひょいと顔を覗かせると壁一面の木目の本棚が鎮座しており、遊び心と多様性を持ったオーナーさんの「住みながらアートや趣味を楽しんで欲しい」という気持ちと配慮が随所にビシバシと感じられます。
（大人の優しさってこういう事ですね）

そこからはじまる居住空間は、敢えて部屋と部屋を仕切らないという心踊る奥ゆかしい空間が広がっており、それだけでもう早々に心を持って行かれてしまいます。
（あの日あの時の一目惚れに似た心持ち）

ですが何を隠そうこちらの物件、贅沢な敢えて仕切りのない空間に付随しまして、物件中央に吹き抜けの中庭があり、家中どこの部屋からも眺めるコトの出来るという目にも幸せな眼福な物件なのです。
（そんなバナナです、はい）

目を閉じて深呼吸をすると、
春の起き抜け、木漏れ日を浴びながらゆったりと朝食を...
夏の昼下がり、週末子どもたちとあーだこーだ言い合いながら水遊びを...
秋の夕暮れ、まどろみながら珈琲と読書を...
冬の夜更け、1日の終わりの労いに夫婦でお酒を片手に乾杯を...
なんて...むふふ...
春夏秋冬中庭にはじまり中庭でおわる、どこにもあるようでない幸せな家族の風景（妄想）に頬も緩みニンマリにやにやしてしてしまいます。
（Let's妄想）

中庭の横には吹き抜けの土間スペースもあり、そこもまたアレやコレやどう使ってやろうかと、何かをせずにはいられぬ遊び心をくすぐられ過ぎてしまう、ある意味罪な空間という一面も持ち合わせております、はい。
（無地のキャンパスが何色にも染められる、そんな空間です）

奥に進み階段を上がった2階部分には◯◯◯な空間が広がっており...。
（ココはご覧になってからのお・た・の・し・み）

心の踊る涼しげな振る舞いの中に暖かみを感じざるを得ない、大人な演出に溢れながらも子ども心を忘れぬ可能性を無限に感じる、無機質ながら暖色のキャンパスのような物件。
十人十色に染められる空間をあなた色に染めて、生活の日差しを中庭からはじめてみませんか。
（空間の境界線はあなた次第）


text : モガメンの人。