国際通りのゆいレール最寄り駅「牧志駅」から、国際通りから離れるように徒歩2分。
大通りを避けて裏道に入れば、昔ながらの瓦屋根の古民家が集まる地域があります。
ここだけ神隠しにあったような、時空が歪んで見えるような、都会とは思えない不思議な雰囲気です。

GoogleMapで住所を入力しても表示されないので、ご見学の際はどこか近くで待ち合わせてから現地へ向かいます。
人と自転車とネコしか通れない通路から入って瓦屋根の古民家が今回の物件。
建物が未登記なので築年数は不明ですが、築40年は軽く超える貫禄があります。

外観も中もそれなりに年季が入っており、立ち入るのにやや勇気が必要かもしれませんが、こわくない、こわくない。
ディ・スペックスタッフはこれくらいじゃあひるみません。
むしろ、この物件がどんな人に住んで欲しいか、自分ならどんなリフォームするかを想像してワクワクします。

浴室やトイレ、ウッドデッキなど、ところどころリフォームされている箇所があり、大事に使われていたのを感じます。
大家さんの許可の範囲内で改装は可です。
(※ペットはごめんなさい)

この物件の面白いところが間取りなんです。

一軒家を真ん中からふたつに割って、それぞれにキッチンとバストイレが設置されています。
玄関がなく、掃き出しサッシから入るスタイルです。
真ん中の壁は思春期の高校生が思いっきりパンチすると破れるくらいの薄い板で仕切られている程度なので、
そのまま仕切ってご家族内で生活空間を分けるなり、取っ払って一間にするなり、
間取りはご自身のライフスタイルに合わせてご自由に変更してください。

気になるのが床が歪んでいる点。
ここで寝泊りするなら床の修理をおすすめします。
なんてったって築年数不明の古民家です。
現状そのままでの賃貸ということをご理解いただける方にご紹介します。

改装・修理が必要になってくるとは思いますが、那覇の牧志で家賃5.5万円の一戸建て、ペット可・改装可の物件となると希少な物件なので、シティ派のDIY上級者にはイチオシです。

お洒落なリフォーム済み古民家の錆びた鉄の門を開けて、クロスバイクで通勤。
なんてめちゃくちゃかっこいいと思いません？

暮らしも家も、もっと自由に楽しみましょう。

text：ノハ