実はずっと気になっていたマンションなんです。
共用部分の渋さといったら・・・！
うっとりキュンキュンポイント満載なのでご紹介できるのが嬉しい限りです。
(皆さんちゃんとついてきてね！)

どこから説明しましょうか。
まず桃色に彩られた外観でしょうか。
どどーん！とインパクト大のどっしり構える大型で重厚な集合住宅ですが、可愛らしい桃色のギャップがまずひとつ。

玄関に掲げられた建物名「レジデンスたくし」のフォントはレトロかわいい永久保存版。
建物フォントの特集か何かがあれば(あるのか？)取り上げられるべきです。

敷地内にジャングルジムやブランコ、すべり台が設置されている公園が設けれられるのも、昭和後期のベビーブームの時代背景を感じます。

さて建物の中に入ると、柄に柄を掛け合わせた現代ではなかなかお目にかかれないデザインです。
壁のタテ型タイルは青が基調。
微妙な釉薬の違いで一枚一枚ムラのあるタイルの色味が絶妙にかわいい！
床のタイルは三角型を組み合わせたテキスタイルに青・黄色・茶色で主張が強め。
さらに赤い集合ポストが最後の一撃！
この共用部分パンチ効きすぎじゃないですか！？

室内はと言うと・・・
リフォーム歴がないので築46年という年齢はごまかせません。

キッチンや水回りはそのまま利用するのは難しいでしょう。
バルコニーの天井はコンクリートが劣化してきています。
住むにしてはコンクリート補修や水回りの入れ替えなどの手直しが必須です。
畳間も残っているので、抵抗がある方もいるかもしれません。

でもリノベーションの素材をお探しの方にはぴったりかと。
バルコニーはガラス張りになっているので、天気を気にせずに洗濯物も干せます。
共用部分もすでに渋～いイイ味だしてるので、あとは室内をイイ感じに仕上げてください。

土地が借地(旧法賃借権)ということもあって、値段もお手頃です。
借地と言っても、建物が建っている限りは半永久的に契約は継続されますので立退きの心配は無用です。

自分で空間を作ってみたい方にはオススメの物件です。


text : ノハ