那覇空港から「うみそらトンネル」を利用すれば、車で5分と好立地の那覇市久米。
久茂地や松尾に隣接するこの場所は、今ではビジネスから観光、住宅地も混在する那覇市の中心地でもあります。

その昔、久米村（くにんだ）と呼ばれ、明より渡来した人々が多く定住していた集落だったそうで、廃藩置県前には儒教をはじめとする中国の文化文物の導入普及もはかられたことから、現在でも多くの文化遺産が残されており、有名な中国庭園「福州園」のある辺り。

今回ご紹介する物件は、そんな久米の住宅街に立地するコンクリート打ち放しの壁に透明ガラスがぐるりを囲むこざっぱりした空間。
正面ガラス手前にはワイヤーメッシュが施され、花壇から這え上がったテイカカズラがグリーンカーテンになる予定。
まだ成長段階ですが、いずれは室内に繊細で優しい木漏れ日を与え、外観には新緑と紅葉の彩りが加わり、小さな花の甘い香りで近隣の人たちをも和ませる素敵な外観になるでしょう。

肝心の貸店舗は4階建ての1階部分で、広さはちょうど車1台分程。具体的な面積で言うと22.11平米（6.68坪）とコンパクトですが、ガラス張りの室内は明るく開放的なので圧迫感はありません。

壁面積のほとんどがガラス貼りですが、天井にはカーテンレールがガラス面に沿って用意されていたりと細かな心遣いがにくいです。
レースなどの透け感のあるカーテンで幻想的な空間にするか、白無地カーテンでアトリエのような趣をだしてみるなど如何様にでも演出できるはず。

床・壁・天井の仕上げはコンクリート打放しのシュッとした印象ですが、ガラス越しに見えるグリーンの様子は、無印良品のカタログに載っていそうな雰囲気とお伝えしたらイメージしやすいでしょうか？
カーテン無しでオープンにするのも「魅せる空間」となることでしょう。

コンパクトながら、トイレ・流し台が備え付けられ、倉庫も完備されています。
コンクリート流込みのオリジナル流し台は、ステンレスシンクにスワン型のシングルレバーでシンプル仕上げ。

ちょっと変わった天井照明は、簡単に説明すると筒状に彫り込まれたコンクリートの中に裸電球が入り込んでいる感じ。
こだわりのオリジナルダウンライトというのでしょうか。
他にも、天井から床までの高さに揃えた扉サイズ、且つ枠が見えないようスッキリとおさめるこだわりりよう。トイレの天井高より大きな扉を造作するあたりも「ほっほーっ！」とうれくなってしまいました。
一見、違和感なくスルーしてしまうものが緻密にデザインされていたりします。それを発見したときの「してやられた感」といったら・・・楽しくってやめられません。

インターネット引込済（要別途契約）、TVコンセント有。
さすがにガラス面には、コンセントがつけられないため、床面にフロアコンセントを設置。
エアコンはありませんので、お持ち込みください。もちろんスリーブ用にコア抜きはされています。

注意点といえば、駐車スペースがないこと。敷地内スペースは賃貸用ではありませんので、車輌をお持ちの方、来客用に駐車場が必要な方は近隣駐車場のご利用をお願いいたします。

用途に制限はございませんので、ご興味のある方はまずはご覧下さいませ。

text:おロック