外人住宅が立ち並ぶエリアの隅でひっそりとたたずんでいるような、その家。
白とブルーグレーの素敵な洋服のような塗装に、ピンヒールのようなエントランスの柱。
かわいらしい少女のような装いのその家は、実は築62年の大先輩なのです。

そんなこちらの建物、相当な手間をかけて丁寧に修繕をされ、今の状態があります。
玄関のドアを開けると、その年齢を感じさせないピカピカの床、真っ白な壁。
サッシやドアも新しいものに変えられていて、気持ちの良い風が通り抜けます。


みなさんも「縁の下の力持ち」という、ことわざはご存じでしょう。
こちらのお家、もちろん縁の下の土台はしっかりしているのですが、ご注目いただきたいのは…
天井を見上げてみてください。私の一番のお気に入りポイントなんですけど。…ナニコレ。

シンプルに、そして大胆に天井を横断する木材の架け橋。
無機質になりがちな外人住宅のお部屋に、木の温かみが加えられ、素敵な空間に。
お聞きしたところ、かなりダメージのひどかった天井を補強するための工法だそうです。
まさに、天井を支える力持ち。今日も徒然なるままに支えています。


さらに、レトロ好きにはたまらない仕様となっているのが、バストイレです。
当時のタイルが残っている、ゆるやか曲線スロープのバスタブ。
浴室に木の色味と温かみを与えてくれるシンク。一面お花畑の床タイル。
「これも当時のものなのかな？」と凝視してしまうシャンプー置き場。
魅力がギュッと詰まったスペースとなっています。

外人住宅特有の、お庭と直通のユーティリティスペースも、もちろんございます！
そこから外に駆け出せば、広～いお庭。車種によっては5,6台はらくらく停められるスペースがあります。
車をたくさん停めても、まだペットが遊びまわるスペースがあるくらいの包容力があるんです。
そのお庭を見守っているバナナの木と桜の木。緑の多さも魅力的ですね。


少女のような一面も、筋肉モリモリ力持ちな一面も兼ね備えた、
大先輩だけどピッカピカの一年生のような、今回の物件。
これからも末永く愛していただける方、ぜひお問い合わせください。


※ペット応相談
※住居専用、事業用途不可


text: しばす